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下界の陽気とはうって変わって富山県立山連峰は、春先なのに6メートルもの積雪に覆われています。特に絶景を満喫しながら標高差約400メートルを滑走できる春スキーを楽しめるゲレンデは希少価値。毎年、特にゴールデンウイーク期間中に立山黒部アルペンルートを訪れるスキーヤー、スノーボーダーが多いのです。私も、ここ数年この大自然の中で春スキーを楽しんでいるひとりです。

 

美女平から室堂へ向かう道の両側には5月でも雪の壁があり、今年は例年より多く、室堂近くではまだ20メートルもありました。期間中、「雪の大谷」の雪の廊下を自由に散策(?) しながら、雪壁の迫力を間近で楽しむことができます。 雪の大谷は室堂(2,450m)から立山有料道路沿いの約500メートルの区間です。立山黒部アルペンルートの春先の見どころですね。

この日は風も弱く快晴、昨日のガスと風は嘘のようでした。ここは標高2,500メートルの大自然。


ブルドーザを巧みに操り、長年の蓄積された技術とを駆使し道路の雪を除雪し「雪の大谷」を作り出します。写真からわかりますか? まさに名人芸ですよね。両側に18メートル前後もある垂直の雪の壁が出来上がり、その間に有料道路(バス専用ですが)が姿を現すんですよ。

ここ立山ではバスがリフト代わりです 。スキーバスと称して一日乗り放題2,500円也です。バスの中で休憩出来ます。
 写真 ・ ・ ・ バス独り占めの私です。汗ぐっしょりの感じが分かりますか?

高さが18メートルからある壮大な雪の大谷。自然が作り出した異次元の世界を高原バスが雪壁を縫って走ります。この区間は国見岳(2,621m)に降る雪の吹きだまりで、5月下旬まで雪壁が残るのだそうです。4月30日までの期間中は観光ボランティアが現地を案内してくれるんですよ。

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